でれすけの冒険の書3

日記の延長です。好きなことを好きに書きます。継続はできません。

ヤエーという文化、好き

自分はバイクという乗り物が好きだ。

 
物心がついた頃には白バイに夢中になり、
思春期真っ只中の中学時代は、近所のおばちゃんの原付に跨ってはキーを回すことに怖気付き、何の振動も感じないアクセルを2、3度回しては満足していた。
高校時代は、友人の原付に捕まって自転車で風を感じ、
大学時代には友人のバイクに乗らせてもらうも、クラッチの仕組みを理解できずにエンジンをかけてはエンストを繰り返し挫折。
 
社会人になってからも、忙しさゆえに免許をとりにいけずにいたが、暇さえあればバイク雑誌やバイク動画をみては夢を馳せていた。
 
 
そんな、バイク好きな自分であるが、先日ようやく普通自動二輪の免許を取得し、夢のバイクデビューを果たしたのだ。
 
 
道を走っていると、よくバイカー達を見かけることがある。自分はバイクが大好きだが、実はバイカー達は苦手である。
 
1人で風を感じて、好きなところに気の向くままに心地よい音を走らせるのがバイクの醍醐味である。
もちろん賛否あるのも承知している。批判は受け付けない。これは自分の話をしている。
 
しかしながら、なぜにバイカー達は大勢で群がり徒党を組んで道路全体に広がりながら大きな顔をして走るのだろうか。さながら大名行列のよう。
そう、偏見も偏見、大偏見である。
 
自分はバイクの改造にはほとんど興味がない。
 
愛車のGB350Sに跨り、気の向くまま風を感じる。小気味良いエンジンの振動を感じながら田舎道を駆け抜ける。
 
 
ある時、風を感じ雰囲気に酔いしれながら走っていると、対向車線から忌々しいバイカー集団が現れた。
少し怪訝な顔で、やり過ごそうとすると、バイカー達はこぞって左手をあげ挨拶をしてくるではないか
 
そう、ヤエーである。
 
噂には聞いていたヤエー。
 
敬愛するキャブヘイさんもやっていたヤエー。
 
あと忌々しいバイカー達が、自分に向けてくれた、心優しき挨拶。
 
 
あぁ、自分はなんと心の醜い男なんだろうか。
 
こんなにも暖かな心の持ち主達を、群がることしかできないなどと罵り軽蔑していた自分を呪いたい。
 
 
 
きっとバイカーの方々が苦手だったのは、楽しい仲間集団に属さない、自分の孤独な心からなのだろう。
 
1人で風を感じて走る時も、楽しさの中に一抹の寂しさ孤独さがあったことは否めない。
 
 
しかし、バイカーの方々のヤエーを受けて、
 
なるほど、自分は1人じゃない。同じバイク乗り同士、俺たちはいつでも味方だぜと言われたような安心感。
 
たかだか一瞬の挨拶の中に、こんなにも心暖まる感情が込み上げてくるとは。。。
 
 
ありがとうヤエー。自分も積極的にヤエーしていくよ。
 
ソロライダーでも1人じゃない気分になれるヤエー。好き。
 
 
 
くだらない偏見により、気分を害された全ての方々、
 
ごめんなさい。
 
 
 
心入れ替えてヤエーしていきます。
 
 
ビバ!ヤエー